上流階級女性のインテリアクラフト「カルトナージュ」

「カルトナージュcartenage」をご存知でしょうか。
フランス語で「厚紙工作」の意味で、厚紙に布や紙を貼付けて組み立て
美しい箱などに仕上げる伝統工芸です。
19世紀にフランスの貴族階級の女性を中心に、刺繍やレースと並び
カルトナージュが流行。
インテリアクラフトとして、美しさを競ったといわれます。
宝石箱からアルバム、本の装丁、バッグ、ソーイングボックス、
ちょっとした家具に至るまでアイテムは多岐に渡ります。


・・・・国府田清香さんの新作のティーボックス・・・・


・・・・ティーセットをすっぽりと収納することができます・・・・

いま、このカルトナージュがお洒落な女性たちのクラフトとして注目。
人気のカルトナージュ教室「Haco Works」の展示会を
取材させていただきました。
主宰するのは国府田 清香(こくふだ きよか)さん。
旅行で訪れたパリで、カルトナージュに出会い
すっかり魅せられ、その後技術を習得。


・・・・「Haco Works」を主宰する国府田清香さん・・・・


・・・・このゴージャスなダマスクで包まれたBOXは何かというと・・・・


・・・・何とシューケースでした!・・・・

かつてはフランスやイタリアを中心に親から子へと受け継がれてきた
カルトナージュですが、現在では作ることのできる方が減少しています。
国府田さんは「カルトナージュ」という耳慣れない言葉を
日本でもっと身近に感じていただくために「Haco Works箱ワークス」という
名称やオリジナルの技術を考案。
独自の表現でインテリアクラフトとして様々なアイテムで表現しています。
展示会では国府田さんの作品のほか、
生徒さんや講師の方達の作品などで華やいでいました。


・・・・今回は7月に出版される出版記念の展示会でもあります・・・・


・・・・新著で紹介しているレッスンの作品もたくさん展示されていました・・・・


・・・・初心者向けの簡単なものから中級向けのステップアップしたものなど・・・・


・・・・下地となる厚紙は丈夫なのでバッグやちょっとした家具まで
作ることができます・・・・

会場にはカルトナージュの作品とともに、
たくさんのお花で溢れていました。
生徒さんたちはお花を習っている方も多く、その影響のようですが
生活を豊かにする花とインテリアは、
これからのライフトレンドには欠かせないものです。
なかでも温かみのある暮らしを演出するうえで
「テキスタイルの力」は中心力を放ちます。
カルトナージュはテキスタイルの魅力でもあります。


・・・・ウイリアム・モリスのテキスタイルももちろん!・・・・


・・・・ジュイ更紗風のテキスタイルもあります・・・・


・・・・こちらは中級編。2つの箱を重ねて使ってもばらしてもOKです・・・・

国府田さんもお好きというウイリアム・モリスですが
会場ではモリスのテキスタイルが一際存在感を際立てます。
モリスが中心となり、職人の手仕事や芸術性を生活に取り戻そうとした
「アーツ・アンド・クラフツ運動」が、今の時代にも求められているのは
間違いないでしょう。
今後のインテリアクラフトのトレンドに目が離せません!

カテゴリー: ちょっと感動の企業や商品の取材, 作家の紹介 パーマリンク

上流階級女性のインテリアクラフト「カルトナージュ」 への2件のフィードバック

  1. 長田百合子 のコメント:

    テキスタイルと言うと、洋服か、インテリア(カーテン、レーブルクロス)のイメージでしたが
    カルトナージュが流行って来て、もっと色々なものに使える楽しさが、広まって来て、楽しめる事が伝わって来ました。
    習いだすと、お部屋の雰囲気も変えたくなりますね。
    淑女になった気分ですね。ステキですね!!

  2. 長田百合子さま
    カルトナージュはテキスタイルの可能性が広がり
    とても面白いと思いました。
    使用するテキスタイルの柄によりイメージががらりと変わります。
    北欧風、アフリカ風、和風…など、面白いものがいっぱいできそうですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です