テキスタイルデザイン(先輩・あゆみ)

皆さま、お久しぶりです。
昨年度、「情熱スクールnet!」の
ブログを書かせて頂いてました、久都間あゆみです。

私は空人君大西君末安さんと共に
文化学園大学を卒業した後、
テキスタイルデザイナーとして働き始めました。
4月から、多くの日本の織物工場や
加工工場と仕事をさせて頂いています。

恥ずかしながら、学生の頃は日本で作られる生地の事は
ほとんど知りませんでした。
仕事を始めてから、たくさんの事を学んでいます。
この「情熱スクールnet!」を運営してくださっている
成田さんは 『テキスタイル用語辞典』の著者ということもあり、
ぜひ文化の学生やこのブログを読む皆様にも
もっと日本で作られる布の世界を知ってもらいたいと思い、
(うちの社長にも許可を頂き)、久しぶりにブログを書いてみました。

まずは私の仕事について少しお話しします。

私の中心としている仕事は、
高級婦人服向けのジャカード織りや刺繍、
グリッターやオパール加工の図案を描き、
工場に色等も含めて発注し、アパレル会社に購入して頂いてます。
アパレル会社からのオーダーを受けて描く事も多いです。
例として、1つ図案をお見せしますね!

テキスタイルデザイン図1
↑こちらは私が描いた刺繍図案です。
このデータを、京都の刺繍工場に新柄依頼として提出します。
(工場や製作する生地によって、
“送り”と呼ばれる生地のリピート幅は様々です。
この刺繍は、送りの間隔がかなり狭くなっています。)

テキスタイルデザイン図2
↑それを元に、工場の方が機械で再現できるように
データを修正してくださいます。

テキスタイルデザイン図3
↑そして、色や下生地を様々な会社の布や糸から選び、
修正を重ね、やっと完成です!
図案提出から、約2ヶ月ほどかかります。
この形になって、初めてアパレル会社の方々に見ていただきます。

買って頂けると、店頭に並ぶ製品として
服の形がデザインされ、生地が工事に発注され、
縫製工場で縫製して頂き、店頭に並びます。
私の会社は決して大きな会社ではありませんが、
とても多くの方々と関わる仕事です。
その分自分の手で描く柄の責任も大きくなるので、
皆様のためにも良い柄を描こうと頑張っています。

アパレル会社は、
もうすぐ2017-2018AWに向けた企画が始まります。
生地は更にその半年前に企画を始めて、
アパレル会社の方々に見てもらわねばなりません。
今は、夏に描いた様々な図案が、
次々と工場から完成品が届いています。
自分の描いた柄が 工場で働く皆様のおかげで
素敵な生地になった姿を見ると、胸がいっぱいになります。
一生懸命に作った生地を、
アパレル会社の方々に気に入って頂いて、
服にして頂ける事は、とてもありがたく思います。
織物や刺繍は気軽に買える服ではないので、
いつか誰かの特別な1着になればと願い、
毎日仕事をしています。

この記事が、日本で作られる生地へ
少しでも興味を持つきっかけとなれば嬉しいです。
産地への出張や、生地屋やアパレル会社との打ち合わせ、
展示会など、テキスタイルデザイナーは
意外と動き回ることも多い仕事です。
これからは出張や展示会の事など、
時々記事を書かせて頂きたいと思っています。
(ブログに載せていたイラストレーションの方も、
時々展示など声をかけて頂いているので、
ぜひお知らせさせてください!)

学生を卒業して、このブログも新たな気持ちで
書かせて頂いています。
改めて、よろしくお願い致します!

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